私たちは、2020年度から「ひろかわ繊維産地の未来づくりプロジェクト」を始動させました。

これは、町の地方創生実現プロジェクトで、国からの財政支援も受け、5年間かけて進める予定です。

目的は、少しずつ表れ始めた人の流れをしっかりと受け止め、この産地に根付いてもらうこと。

これまでの取り組みで、KibiruやOrigeができ、様々な人がここで制作したり、イベントをしたり、という動きを通じて、テキスタイルやファッションに関心のある人たちが、徐々にこの町にも関心を持ち、都市部からも訪れるようになってきました。

しかし、その人たちがこの産地で就職や移住を望んだとしても、その多くを受け止められるだけの雇用だったり、住宅だったり、受け皿は十分とは言い難く、せっかくの流れを確かなものにできていないのが、正直な現状です。

だから、ここで働き、ここで暮らしたいという願いの受け皿となるべく、繊維産業を元気にし、ひろかわ暮らしのサポートも万全にすることが必要なのです。

その趣旨に賛同してくれた、株式会社うなぎの寝床株式会社UNAラボラトリーズの共同事業体を事業パートナーに迎え、未来への挑戦が始まりました。

ひろかわ産地経営革新会議2

1年目のゴールは、産地としての未来ビジョンを作ること。

まずは、これまで同じテーブルについて、対等な立場で議論することがなかった織元、問屋、大学、金融、プランニングディレクター、テキスタイルキュレーター、ファッションデザイナーが真剣に議論できる場を作りました。

その名も「ひろかわ産地経営革新会議」。

産地を経営するんだ、という概念を共有し、さらには革新していこうというのですから、かなり刺激的なネーミングだと思います。

しかし、それくらいの危機感を持たないといけないくらい、新型コロナウイルス感染症は大きな影響を及ぼしています。

私たちは、これまで2回産地内で集まって議論してきましたが、次は他の産地のキーマンともオンラインでつないで、議論することにしました。

産地経営サミット2021

その名も「産地経営サミット2021
オンライン産地経営サミット申し込み→
https://sanchi2021.peatix.com/?lang=ja
(参加無料、限定100名)
サミットについて詳細→
https://note.com/unagi_shiramizu/n/n21f87203a188

 

100名限定ではありますが、申し込みいただければどなたもご参加いただけます。

きっとどの産地も、同じような課題を抱えながら、異なるアプローチで挑み、それぞれの未来を切り拓こうとしていると思います。

関心のある人は、ぜひ議論を覗いていただき、議論に加わってください!

SHARE