刺繍ミシンワークショップレポート
12月にKibiruで開催した刺繍ミシンワークショップの様子をレポート!
1月の開催スケジュールも出ましたので、ぜひ参加を検討中の方は参考にされてくださいね。ぜひKibiruにある刺繍ミシンの使い方を覚えて、ものづくりの幅を広げてもらえると嬉しいです。
1.刺繍ミシンの紹介
Kibiruにある刺繍ミシンは、brother PR1050Xという糸の色を10色セットできるものです。Kibiruに基本色の10色を用意しております。その中の色で選んでもらいます。最大10色まで刺繍データによっては使用できます。(赤、ピンク、黒、黄色、青、水色、白、オレンジ、緑、黄緑)
2.枠のサイズ
Kibiruに用意している刺繍枠のサイズは全部で4種類。ワークショップでは一番小さい、60×40mmのものを使います。
サイズは360×200mm、180×130mm、100×100mm、60×40mmの4サイズです。この枠に刺繍したい布を張り、ミシンにセットしていきます。ワークショップでは、広川町でコットンの布などを織っている大鵬繊維の生地を使っています。生成りのコットンの生地です。
3.刺繍データを作ろう!
刺繍ミシンの作業のメインは、刺繍したいデータを作ることです。刺繍プロという専用のソフトを使用してデータを作成していきます。Kibiruにある刺繍ソフトは、刺繍したい元データをもとに、なぞりながらどういう縫い方にするか、どんな色で縫うかを一つ一つ指定していきます。画像はワークショップ参加者Kさんのオリジナルキャラクター。ワークショップでは刺繍にしたい図案をJPEGデータで持参してもらいます。
このパーツはどんな縫い方にしようかな〜?と一つずつペンタブやマウスでなぞっていきます。
試行錯誤しながら手書きのデータを、刺繍データ化したものが完成!最初は慣れない作業などで難しく感じるかもしれませんが、ワークショップで基本操作を覚えることができます。一つデータを作って見ると、次はこんなデータ作って見ようかな?とみなさんアイデアが広がっていました。刺繍データを作るソフトと、パソコンはKibiruの施設利用料で普段も貸し出ししております。持参してもらったUSBにデータを保存。お待ちかね、ここからは刺繍ミシンの登場です。
4.刺繍ミシンで刺繍しよう
データの入ったUSBを刺繍ミシンに差し込み、データを読み込みます。このとき、何針で刺繍をしてくれるかと、刺繍にかかる時間が表示されます。このキャラクターは8分で3240針で刺繍ができます。普段は1時間から刺繍ミシンも貸し出していますので、データをいろいろ作っておけばまとめて刺繍をしたりもできます。刺繍ミシン1時間糸代込みで1000円+Kibiruの施設利用料がかかります。)ブランドのネームタグや、オリジナルの刺繍の服や布小物などいろんなものへのアイデアが広がりますね。
5刺繍完成!
最後に入らない糸を切ったりして完成!ワンポイントのオリジナル刺繍が完成です!1月のワークショップのスケジュールも出ましたので、お時間合えばぜひ習って使い方を覚えてオリジナルのものづくりに活用してくださいね。
番外編:変換モード
柳川を拠点に活動されている現代アーティストのakoさんも参加してくれました!点描などで細かで美しい作品を制作してあるakoさん。
この日は、自分の描いた絵を刺繍にしてみたい!ということで絵を持参されて参加。
本来、イメージ通りの図案などにするにはコツコツなぞってデータにするのが一番きれいにできますが、今回は変換モードの思いがけない感じで実験してみたいとのことで、変換モードでデータを作りました。この細密できれいな絵を刺繍ミシンはどのように変換していくのか、楽しみです。そして、絵の色の糸がないので、Kibiruにある刺繍糸の10色の中から色を再設定しました。
なんだか面白い刺繍が完成!とても凝縮した面白い刺繍の作品が出来上がりました。使ってみる人によって、刺繍もいろいろな広がり、表現になっておもしろいです。
ぜひ作品や、オリジナルの洋服やテキスタイルなど実験なども大歓迎です。こんなことできるかな?という相談もあればぜひご連絡ください。
2018年の5月の中旬からオープンしたKibiruの少しずつワークショップやイベントなどを通じて知ってもらい、Kibiruに足を運んでもらう機会が増えて来ました。いろんな人のアトリエや、ものづくりの場、仕事の場などなど、クリエイティブなスペースとして2019年も活用してもらえたらうれしいです。
オープン時間や、施設利用料や、道具一覧などはKibiruのホームページのTOPから。インスタグラムやFacebookページでもオープン時間やイベントのお知らせを行なっています。ぜひ!