地域おこし協力隊着任前、卒業後の目標が、広川町に小中高生をはじめとした若者が輝ける居場所をつくることでした。
着々と準備を進めていた学びの場づくりですが、ようやく、10月に正式開校することができました。
今年の夏休み期間には夏休みプログラムを実施しており、SDGsやプログラミングについて学ぶ時間を、町内外から延べ16名の児童生徒とともに過ごしました。
その後は緊急事態宣言の影響もあり、休校を余儀なくされて今に至ります。
場所は、10月、11月についてはHodokuでの開校となります。
そして、拠点となる正式な活動拠点となる空きスペースも見つかりました!こちらは今年の冬から開校できるよう現在準備中です。
教室名は、
『irodori Study Lab』(イロドリスタディラボ)
探究型の学習教室です。
Study Lab(好きなことに没頭する場所)を拠点に、それぞれの色(個性)を潰すことなく、個性や好きを最大限引き出し、伸ばしていくことで「広川から世界に羽ばたいていってほしい」という想いでこの名前にしました。
少し大袈裟かもしれないけど、この場所を通して、広川町の子どもたちの将来や未来が少しでも明るくなると本気で信じています。
僕が子どもの時に欲しかった場所、こんな場所があったらいいなと思えるものを全部詰め込みました。
10年前、僕は高校1年生。すでにインターネットは普及していましたが、この10年でさらに便利なものとなり、人々の生活になくてはならないものとなっています。
「広川にいながら世界中の人と交流ができる」
「親の世代より下のちょっと大人な人たちと交流ができる」
「いろんな生き方やお仕事をしている人のお話が聞ける」
インターネットがあるからこそできることと、対面だけでしか体験できないこと、これらをうまく組み合わせていきます。
たった1日、数時間、一瞬の出来事で子どもたちの人生が変わることなんてザラにあります。僕もテレビで2002年の日韓W杯を見た瞬間に体がゾクゾクしてからサッカーの虜になった少年でした。
そんな、「奇跡の連続」が起こる場所にしていきたい。
探究学習と対話学習を通じて、そんな学びの場にしたいです。
「生まれた環境で子どもたちの選択肢に格差があってはならない」
育ってきた家庭の環境、地域による教育の格差、情報の格差など、目には見えないけどたくさんの格差が実在するということをたくさん感じてきました。
これをゼロにすることはできないけど、町に
「子どもたちがやりたいことを全力で応援される場所」
「子どもたちが無条件に肯定される場所」という選択肢が一つ増えること自体に意義があると思っています。
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