2月12、13日の2日間、久留米工業大学で機械工学を学ぶ学生たちがOrigeに宿泊し、地元産業の現場をめぐるフィールドワークを行いました。彼らが向かったのは、八女竹すだれの製造工場と久留米絣の織元。

すだれの雅な雰囲気や、絣の美しい柄にも引かれていたようですが、なによりも彼らの関心を引いたのは、それらを作る「機械」のほうでした。

黒光りする鋳物の機械や、現場で改良を重ねる職人さんの話に興味津々のご様子。さすがはメカニックの卵たち!

実は、八女竹すだれも久留米絣も、生産している織機は100年以上前に設計され、50年以上前に製造されたものだったりします。

デジタル機器がない時代、機械だけで組み上げて自動化を実現した当時の最先端が、今も現役で動いて伝統的な産業を支えています。

それらを体感した学生たちは、機械の構造を学ぶだけでなく、多くの刺激を受け取ってくれたようでした。

12日の夜は、Kibiruで絣職人さんと対話しながら食事する交流会も行いました。

来年度はぜひインターンシップで現場に入り、メンテナンスやカスタマイズに苦労している職人さんたちと一緒に改良に取り組んでほしいし、将来的には現場で働く職人の一人になってほしいです!

 

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