先日、キャンプを愛するキャンパーによるブランドsnow peak(スノーピーク)のお店を訪れた。
思い起こせば、テントを張ったキャンプなんていつ行っただろうか。。。
店内のテント売り場を眺めているとふと考えてしまった。
残っている記憶を辿ると、小学3年生くらいが最後のキャンプだったような気がする。30年くらい前かな。
ほとんど覚えてないけど、夜は楽しいのに、朝になるとテントが朝露でペタペタしてなんだか不快だったように思う。飯盒でご飯も炊いたはずだ。
現在の最新のテント眺めると、もうあんな朝露のペタペタなんてないんだろうなぁ〜と思うし、今ならできることも多いだろうからキャンプやっても楽しそうな気持ちにもなるんだけど、本当に楽しむためには「自然とどう関わるか」ってところがキモなんだろうな、と考える。
人は「自然は諸刃の剣だ」ということを知っている。人間の力では到底及ばない何かがそこには存在していることを何万年も前から遺伝子に記憶されているからだ。楽しめる反面、危険も伴う。
しかし、自然と共存すること以外に生きるすべがないので「自然はなんだかわからないけど楽しい」という基本データが人には組み込まれていて、このデータを最大限起動させるトリガーが「不明瞭な自然現象」であることに気がつく。
想像を超えた自然の力を目の当たりにしたときの人のアドレナリンは確実に上がる。
自然の力を最大限生かした工芸のなかで 藍染 がある。
藍という植物を発酵させ、その液体を使って染め上げるのだが、
発酵の世界からすると「酸性」という環境が普通であるのに対して、藍の発酵は「アルカリ性」なのである。逆なのだ。
なぜ?と言われても未だに解明されていないのが藍染の魅力でもある。
アルカリ性の藍液につけられた綿は、瓶(かめ)から上げられ、空気に触れると酸化が始まり藍色に染まる、そして同時に色が支持体に定着する。
藍液は茶色いのだが、空気に触れたときだけ綺麗な藍色に変化する。
なぜなのか?
全く理屈がわからないが、これこそが自然の力であり、今も続く自然との関わり方の一つであることは間違いがない。
今月の26(金)27(土)二日間、広川町で本藍の染め体験のイベントが行われる。
手で触れて感じることのできる貴重な自然体験の一つとしてぜひ、お勧めしたい。
ぜひぜひ〜♪
ひろかわ新編集さんの投稿 2018年1月22日(月)
ありがとうございました!
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