2020年度から取り組み始めた「ひろかわ繊維産地のプロジェクト」。

1年目は「未来ビジョン」の作成をゴールに設定し、久留米絣の織元、問屋さん、地元の工業大学の先生、地元の金融機関、それから外部のプランニングディレクターや大学の先生も巻き込んで議論しました。

そうして、2021年3月、久留米絣広域未来ビジョン「ネイティブテキスタイル産地プロジェクト」を完成させました。

もともとは広川町が起点となってはいますが、産地とは何か?産地を次の世代に本当に残せるのか?という本質的な議論をしていくなかで、町の単位で取り組むべきことに限らず、筑後地域全体に広がる産地で取り組むべきことであったり、行政という枠でできることだけでなく、事業者組合や企業のそれぞれが取り組むべきことも含め、幅広く取り組まなければならなかったりと、もっと広域で考えなければこの産地は持続可能とはならない、という結論に至りました。

なので、ビジョンの名称にも「久留米絣広域未来ビジョン」という冠をつけることにしたのです。

また、この産地が持つ強みとは何かや、この産地で生み出されるテキスタイルの特性とは何か、などを議論する中で「ネイティブテキスタイル」というキーワードが生まれ、これもプロジェクト名に盛り込みました。

6つの分野ごとにアクションを定め、これから周囲を巻き込みながら、じわじわと取り組んでいきたいと考えています。

それらをまとめたビジョンブックを作成し、これまで産地周辺で配布してきましたが、ここでも全体を紹介しますね。

ネイティブテキスタイルブック1

ネイティブテキスタイルブック2

ネイティブテキスタイルブック3

ネイティブテキスタイルブック4

ネイティブテキスタイルブック5

ネイティブテキスタイルブック6

ネイティブテキスタイルブック7

ネイティブテキスタイルブック8

ネイティブテキスタイルブック9

ネイティブテキスタイルブック10

今後の取り組みも、これからじわじわと紹介したいと思いますー。

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