前回に続いて、自宅でのお茶作りの様子をお届けします!

さて、お茶の香りを引き出すために1時間ほど乾燥させる「萎凋」の次は、いよいよ加熱です。
お茶は葉っぱ自身の酵素の力で、自然に発酵してしまいます。(だから、萎凋の時に良い香りがするのです。)その茶葉の自然発酵を加熱によって止めます。
ちなみに紅茶の場合は、この発酵の力を最大まで引き出してから加熱することによって、独特の香りを持った赤い水色のお茶になります。同じ茶の木の葉から何種類ものお茶が生まれるのは面白いですね。

キッチンペーパーをしいた皿に茶葉(全量で50g弱)を広げてラップをかけます。そして、電子レンジで加熱。先ほどの萎凋の時ともちょっと違う、さらに青味が強い香りがします。ちょうど草をつぶした時のような匂いです。

 

加熱し終わった状態。ラップにはびっしりと水滴が付いています。キッチンペーパーもかなり水分を吸っていました。

 

蒸し終わった茶葉は少し黄色味が増して、しっとりしています。

 

軽く乾燥させ、その後、手のひらでまとめながら揉みます。本当はゴザなどを使うようなのですが、今回は牛乳パックで代用。
体重をかけて揉んでいると茶葉の成分でだんだん粘りが出てきます。一つにまとまるぐらいまでしっかりと揉みました。手のひらには茶葉の緑色が移っています。  (冨永)

 

[Making japanese green tea at home 02]

After drying tea leaves, I steamed it by microwave.
Next, I rubbed the tea leaves with my hands until they became sticky.

シリーズ【お茶づくりできるかな】
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