広川町では、地域おこし協力隊員を募集しています。

地域おこし協力隊とは、都市部から地方に移住して、地域活性化のために働く人のことで、任期は最長3年です。

任期後も、その地域の担い手として活躍することが期待されています。

今回、広川町が求める人材は、Kibiruなどを拠点に私たちと一緒に活動してくれる人で、任期後は「自分の拠点を築きたい!」と考えている人です。

拠点とは、ご自分のビジョンを実現するための場、と捉えていただければと思います。

デザインの世界を目指す人にとってはアトリエや工房、飲食を志す人にとってはカフェやレストラン、そのほかにもお店や会社など、その形態・業態は問いません。

久留米絣、フルーツ、花などの地域資源を活用して、ものづくりの文化が根付くこの場所で、実現したい夢に向かって行動できる人を、地域として応援したいと考えています。

この町に限らず、この国の地方と呼ばれる場所の多くは、今後も人口が減っていきます。

どのような対策を講じても、それはある程度避けられないでしょう。

しかし、人口の多い・少ないが、その地域の価値を決めるわけでありません。

重要なのは、地域の多様性を失わないことだと思っています。

私たちが最も恐れるのは、「趣味の活動をしたいのに、ここにはできる場所がない」とか、「気の合う仲間で集まりたいけど、気軽に集まれる場所がない」とか、誰もが自分らしく暮らすために求める場所=コミュニティが、ひとつ、またひとつと失われていくことです。

自分らしい暮らしを実現するためには、豊かな関係性を築くことができる、多様なコミュニティが必要です。

人口が今より減ったとしても、面白いことを始める人がいて、その人の魅力に引き寄せられる人が集まり、そこにコミュニティができる。そうしてできる、小さくとも多様なコミュニティ同士が、緩やかにつながり、地域を越えて人、物、情報が行き交うようになる。

そういう社会を生み出すことが、私たちが目指す地域づくりです。

今回の募集では、新たなコミュニティの萌芽となる「拠点」づくりを意図しています。

ご関心を持ってくださる方には、もっと詳しくご説明しますので、ご遠慮なくお問い合わせください!

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