いよいよ新年度が始まりましたね。

新たな場所で、新たな挑戦を始めた人も多いのではないでしょうか。

誰もが初めは分からないことばかり。

私のこれまでを思い返しても、周りの人に助けてもらいながら、仕事を少しずつ覚え、職場になじみ、なんとか続けられたと感じます。

新しい土地での暮らしも、仕事と同じイメージかもしれませんね。

長く暮らすためには、その土地を知り、周りの人と触れ合うことで、しだいにその土地になじんでいくことが大切です。

そんな考えのもと、この春、私たちも新たな挑戦を始めます!その名も「ひろかわ寄り合い情報ブツブツ交換所」。

ブツブツ交換所は、さまざまな情報や物が行き交い、人と人との出会いも行き交う、そんな場所を目指して、町が運営を始めた定住相談の場です。

町役場ではなく、かつて上広川駐在所として地域を守り、使われなくなった後は、町がリノベーションして特産品づくりの実験場として生まれ変わらせた「ものづくり研究所Hodoku(ホドク)」で、当面の間、火曜と木曜の週2回、開館します。

開館日には、目印として、ロゴを印刷したブルーの幟旗が立ちます。幟旗を見かけたら、お気軽にお立ち寄りください。

とはいえ、定住相談というと、なにか堅いイメージで、なかなか近寄りがたいですよね!?

けれど、ブツブツ交換所では、従来の定住相談窓口とは違った、なんでも気軽に話せる場を目指しています。

ここに常駐するスタッフは、町の定住支援員として勤務する中村ヤヨヒさん。彼女は広川町で生まれ育ち、広川町のことが大好きな人で、友達や知り合いも多く、幅広いネットワークを持っています。

なので、たとえば「この時期に美味しい野菜や果物は?」という話から、「この土地の人は、どんなふうに料理するの?」や「お料理名人やお漬物名人がいたら教えて欲しい!」というお話で盛り上がれば、ヤヨヒさんはすぐに多くの名人たちを紹介してくれます。

実は、そんなおしゃべりにこそ、暮らしの質を高めるヒントが隠されています。

短期間だけの農家のお手伝い募集情報、婚活にまつわる相談など、なんでも気軽に尋ねてみてください。ヤヨヒさんの手にかかれば、きっと話が広がっていくはずです。

ヤヨヒさんが人々をつなぐネットワークのハブになり、この町で豊かに暮らすために必要な情報、物、人との出会いを連鎖させて、暮らしにちょっとだけ味わいを加えようというのが、ブツブツ交換所の役割だと考えています。

定住支援員 中村ヤヨヒさんプロフィール

広川生まれ、広川育ち。高校卒業後に町役場へ就職するも、結婚を機に退職。2人の子どもに恵まれ、子育てが一段落したところでお仕事を再開。電力会社を皮切りに、農協、学童保育所、小学校介助員を経て、2017年に町役場から定住支援員としてスカウトされ、約40年ぶりに町役場に戻る。

ヤヨヒさんは、プライベートでも近所の女子を集めておしゃべり会を開いたり、民生児童委員としても地域に貢献。とにかく顔が広くて、町で会う人とは大抵、お友達のように話すことができます。

そのほかにも、ヤヨヒさんを手伝ってくれるボランティアとして、町の主任児童委員さんや地元の民生児童委員さん、子育てしながら地域の賑わいづくりに取り組む女性など、常に多くの人がブツブツ交換所に集い、皆さんのお越しをお待ちしています。

【ブツブツ交換所の利用方法】

原則として、毎週火曜日と木曜日、9時30分から16時30分まで(途中12時から13時まではお昼休憩)、Hodoku(ホドク)にヤヨヒさんが常駐しています。

その時間帯であれば、出入り自由で、相談も無料です。事前の予約も不要です。

ぜひお気軽においでください。

SHARE