「美寿々」というブランド名で、久留米絣の服や小物を製作・販売されている飯沼弘美さんの販売会に伺いました。
飯沼さんは産地の学校ひろかわ校の1期生で、ひろかわまちじょprojectのシャツ作り講座にも参加してくれました。

ありきたりではない服を探していた時期に久留米絣のもんぺと出会った飯沼さん。その軽さと履き心地の良さに感動したことが久留米絣の服を制作・販売を仕事にするきっかけになったそうです。
久留米絣の中でも無地を特に気に入っていて、シャトル織機で織られた生地の柔らかい手ざわりや、スラブ糸という部分的に太くなっている糸で表現される独特の風合いに魅力を感じるそうです。
会場には、その絣の生地を生かしたシンプルなデザインのスカートやパンツ、新作のチュニックなどが並んでいました。使用している生地は飯沼さんが織元さんに足を運んで選んだものだそうです。

長年縫製の仕事をしてこられたお母さんが商品の制作を担当されています。
美寿々の仕事を通して、お客さんと直接接する機会が増えてから、お母さんが積極的に人前に出るようになるという嬉しい変化もあったそうです。
「親子で働く場合のモデルケースのひとつになって行けたら嬉しい」と話してくれました。

着心地が良くて扱いやすい、普段づかいにぴったりな久留米絣の魅力をもっとたくさんの方に味わって欲しい。そのために30代、40代の方に選んでもらえる服作りをしていきたい、と言う飯沼さん。現在の会場での販売会を続けながら、もっとたくさんのお客様に会える場にもチャレンジしてみたいと考えているそうです。

販売会は福岡市平尾のサプリメントカフェ福神茶楼で毎月開催されています。詳しく美寿々さんのFBページをご確認下さい! (冨永)

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