秋の風物詩、彼岸花。広川町でも赤、白、黄と、とりどりに咲く花を見かけるようになりました。
田の畔に彼岸花が咲いているのには理由があります。根に毒がある事で有名な花ですが、実はその根をすり下ろすなどしてよくよく水に晒す事で食べられるようになるのだそうです。そのため、飢饉などの非常事態の時の食糧、救荒作物として育てられて来たのです。

現代は毒がある植物を、それでも食べなくてはいけない、という時代ではなくなりましたが、昔の人の知恵や願いが今の風景を作っていることを思う時、私たちもまた、過去から未来へと連なっていく歴史の流れを生きているのだと実感します。

コロナ禍の中で、誰もが日常の大切さを噛み締めている今、平穏な日々が出来る限り続いていくように、と彼岸花に祈らずにはいられません。 (冨永)

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