お待たせいたしました。

福岡の広川町に移住して一年半しか過ぎていない私が綴る「移住について」なお話です。
前回に引き続きますが、田舎の移住って大変じゃない!?というところをちょっとだけ紐解いて行きたいです。

田舎に仕事はあるの?

あります!
確かにあります!
特に農業はJAが実習制度を設けていたり、就農を斡旋したりとかなり手厚く迎えてくれます。
また地方の方が工場も多くある場合がありますし、伝統工芸の人材育成に力を入れている地域も少なくありません。

しかし問題は、仕事が有るか無いかだけでなく、現地でかかる生活費と収入のバランスも同じく考えておくべきだと思います。
特に都市部→地方に移住と転職をされる方は現地の「労働賃金と生活費」の相場がどちらも下がる場合が多いので注意が必要だったりします。

広川町でも家賃はだいたい4万円から〜でしょうか。安いですよね。
そしてよーく品定めすれば生活費も安いんです。食費も近所のおじちゃんおばちゃんたちが作る野菜をいただけるときもありますし、水道も湧き水や井戸水が未だに使えるところもあったりします。

そして収入も、例えばコンビニの深夜のアルバイト時給は福岡県の外れにある広川町近辺で千円くらい。東京だと千五百円以上くらい。ものすごくザックリとした数字ですがだいたいこんな感じです。都市部と比べてしまうと安い傾向にあります。

生活費も安いなら収入が低くてもいいじゃないですか。となりますよね。その通りです。そうであれば幸せです。
しかし忘れてはならないは、都市部のような収入で地方のような生活は贅沢な暮らしができますが、地方の収入で都市部のような生活をしてはちょっと苦くなります。生活費が収入額を上回ってしまっては生活が成り立ちませんのでこの点も注意が必要かもしれません。

こういう話をしてしまうと都市部の方が良い生活ができそうな気がしてしまいますが、移住を検討している方には必ずお聞きしたいことがあります。それは、あなたにとって「豊かさ」とはなんですか? ということです。
もちろん、個々の価値観によって違いがありますので何が豊かなのかはその人次第なのですが、フルーツが好きで時間に縛られない生活が好きな方には広川町はオススメですし、時間を惜しんでも仕事が好きでショッピングも好きという方には都市部がオススメになるので「いまの仕事が嫌だから」とか「家族の時間をもっと作りたい」というような理由で移住を検討される時には一度素直な気持ちで「私にとっての豊かさとは何か」を探っていただきたいなと思います。
すると、案外仕事や住む場所もあっさりと見つかるかもしれませんよ。

もう一度言います。

田舎に仕事はあります!

ご安心ください。
(地方でお考えの方、情報が見つからない場合は現地の役所を窓口にご連絡されるといいと思います)

 

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