HIROKAWA CREATORS HUB Vol.1、10/15日に行われたファッションデザイナー長賢太郎さんと、ひろかわ新編集のプロデューサーでもある江副直樹さんによるトークイベント当日。


トークイベント前のお昼頃、野良のセイタカアワダチソウを摘む長さん。

イベント会場、Kibiru。ゲストの長さんのブランド、osakentaroでは販売会やイベント時に作られているアトリエ小屋がKibiruにも。エントランスの土間に設置されたアトリエ小屋に、来場者の方々は驚かれたり、興味を持って見ていただいていました。セイタカアワダチソウも、アトリエの中に。


中にはosakentaroの洋服も展示。リネンやコットンの生地にリフレクターテープがあしらわれている2017ssシリーズや、長さんが自身で染めた草木染めのシャツワンピースなどが並んだ。バックのパネルも展示のために小屋と一緒に作られたもの。

トークイベントスタート。開始前には広川町のお茶屋さん”ゆげ製茶”さんの和紅茶と、コーヒー豆屋さん”あん楠”さんのまめはやブレンドコーヒーをみなさんに。
来場者の方々は町内にお住いの方から、福岡市、中には宮崎県からお集まりいただき、初めて広川町に訪れたという方もいらっしゃいました。

今回のトークのテーマは、「ファッション/カルチャー/ローカル/いま考える、これからの関係」
ファッション、デザインというフィルターを通して、そもそもファッションとはなにか?着ることとはなにか?仕事とは?生活とは?今、地方だからできることとは?
流行や着飾るという意味だけでは一括りに完結できない”ファッション”についてお二人にお話しいただきました。
(トークの詳しい内容につきましては、近日ブログなどのweb上で公開します。)

長さんの後ろにあるポスターは、東京の押上にある自宅兼アトリエのイメージフォト。築70年ほどの一軒家を住みながらセルフリノベーションしています。写真は二階部分の天井を抜いていた時のもの。アトリエでも新作コレクション発表毎に販売会が行われています。

トーク終了後、交流会の開催。広川町で11月まで営業されていたカフェレストラン”ディライトキッチン27”さんにお料理を用意していただきました。多くの来場者の方々が参加してくださり、賑やかな会となりました。

ここまで、HIROKAWA CREATORS HUB Vol.1を振り返ってきました。今回のHCH Vol.1を開催し、広川町内でゲストと交流のあった方達や、トークイベントに参加してくださった方達、また私たちスタッフメンバーも、改めてファッションというものについて考えるきっかけとなったのではないでしょうか。
”ファッション”というものはそもそも何を示す言葉なのかすら、曖昧なものです。中にはこの単語に少し抵抗感を感じる方もいらっしゃると思います。わたしはファッションが大好きなので、この好きな気持ちを少しでも共有できたり、一度考えてみたりする機会をつくることができたことが、今回何よりも嬉しく思いました。それが、わたしにとって新たな土地である広川町で起こっているということが、また不思議であり更に嬉しく思います。
これからもHCHは続いていきます。小さな町の中から動き出す”クリエーション”や”ファッション”はどうなっていくのか、わたし自身も楽しみです。

→HCH Vol.1-1 HIROKAWA CREATORS HUBのはじまり
→HCH Vol.1-2  滞在制作・フィールドワーク

 

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